ワンストップの価値①：選び組み合わせる「専門性」

ワンストップがもたらす価値のひとつ、専門性についてのコラムです。

複数の保険会社の商品を扱う保険コンサル会社があります。
特徴も条件も異なる商品を比較し、相談者に最適な組み合わせを作ることが役割です。

コンサル会社自身は保険商品を持たず、実際に契約するのは外部の保険会社。
つまり、再委託が前提のビジネス。
それでも相談者が価値を見出すのは、どれを選ぶべきか、どう組み合わせるべきか、
相談者のための選択に、高い専門性があるからです。

保険商品は複雑です。
この商品は通院保障が強い、この特約は家族構成によって必要性が変わる、
持病がある場合は別の商品ほうが入りやすいなど、
比較ポイントはさまざまで、単体で見ても結論は出せません。

コンサル会社の価値は、相談者が抱える固有の課題を解決するために、
多数の商品から必要なものを取り出し、適切に組み合わせて設計できる点です。
そこに高い専門性と経験が活きています。

Web制作でも事情はよく似ています。
サーバやCMS、予約や決済のサービス、取材や写真撮影。
再委託は日常茶飯事で、自社だけですべてを完結させる会社はむしろ少数です。

それぞれのクライアントが、それぞれのビジネスを行うために、
それぞれ違った役割を目的として、サイトが作られます。

その目的のために、何を自社で担い何を外部に任せ、どの人やどの会社と組むのが最適か。
これを専門的に判断できることが、ワンストップという体制のひとつの価値になります。


ちなみに、手続きに手慣れていることも、一種の専門性でもありますが、
相談者にとっては価値ですね。