2025年7月22日

「伝わるサイト」は、伝わる文章から

伝わるサイト時事WMSの取り組み

選挙が終わりました。(2025年夏の参議院銀選挙)
言葉の応酬、言葉の戦い。
伝わるかどうかが大切です。

「運のいいことに、能登で地震があった」の物議を醸した発言、
複雑な、あるいは、残念な思いで、聞いた方も多いのではないでしょうか。
伝わらなかったので。

伝わりにくい語順であったこと、
切り取られると悪用される文章であったことが、
伝える側の問題点ですね。

発言全体の趣旨は、
国土の均衡ある発展のために、都市部と地方での二地域居住を推進しよう、
ということでした。

そしてその説明として、
居住地でない自治体でも住民票を取得できる制度ができていた、
そのことが「運が良かった」、
と言っています。

それを、複文という重層構造で伝えたために、
誤解、あるいは、曲解が可能になりました。
(小学生の国語問題と考えると、曲解な気がします)

「運よく、能登で地震が起きたが、他地区で住民票取得の仕組みがあった」、
という語順では、「運よく」の意味が地震にかかってしまいます。
「能登で地震が起きたが、運よく他地区で住民票取得の仕組みがあった」、
とすれば、意味は明確になります。

講演会での発言であることや政治家の言葉である特殊性はありますが、
適切に伝えようとする者にとって、参考になる事例です。
「伝わるサイト」というウェブサイトを構築する業者として。


ちなみに、問題発言の全文を探してみましたが、見つかりませんでした。
問題発言を切り取っただけではない、全体の概要が分かる情報はありましたので、リンクします。

「運のいいことに、能登で地震があった」自民・鶴保庸介氏の主な発言:朝日新聞

この記事を書いた人
Mr.WMS(ミスターウェブマスターズ)
Mr.WMS(ミスターウェブマスターズ)

20世紀のビッグバンだったインターネットの商用解禁。
Mr.WMSはそのころからWEB業界にいる理系で歴史が大好きなご意見番です。