2024年3月11日

プレゼン資料とサイトの違い

WEBあれこれ

新規のサイト構築で最初に行う具体的な作業は、コンテンツにする情報の収集です。
製品やサービスを紹介するサイトの場合、発注者のクライアントから、
営業用のプレゼン資料(パワポ)を提供されることがよくあります。
十分な質と量があり、長く使われて鍛えられていると感心させられることも多いです。

では、サイトではこれら営業資料をきれいに並べ直せばよいのでしょうか。
サイトは営業資料と同じでよいのか。
私たちウェブマスターズは違うと考えます。

何が違うのでしょうか。
2点あります。

まず、相手が見えるかどうか、です。
プレゼンは相手が見えるので、
難しすぎて分からないという反応があれば、質問を受けたり、補足したり、
初めて聞く情報を整理しているようであれば、それを待ったりできます。

サイトの場合はできません。
分からないことが書いてあれば、離脱されてしまいます。

2つ目は、相手の準備度合いです。
テーマとなる内容について、どの程度まで、聞きたい、知りたい、と思っているか。
プレゼンの場合は、テーマを知っていて、
それを聞く気があるから、参加してくれています。
ある程度、温まった状態であると言えます。

サイトの場合は、いろいろなケースが考えられますが、
あまり温まっていない可能性が高いです。
テーマについての前提知識も低い人がたくさん混じると想定すべきです。

ですので、ウェブマスターズがコンテンツの構成を考えるとき、
クライアントから用意された資料に書かれていないことが、
サイトには必要なのではないか、という観点を盛り込んでいます。

この記事を書いた人
Mr.WMS(ミスターウェブマスターズ)
Mr.WMS(ミスターウェブマスターズ)

WEB業界歴XX年。WEBのことならお任せあれの理系出身のWEBマスターです。
WEBのことから日々の些細な出来事まで、様々なことをつぶやきます。